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矯正歯科治療について

Orthodontics

矯正歯科治療について|早稲田駅の矯正歯科医院|早稲田矯正歯科

矯正歯科治療について

矯正歯科治療について

矯正歯科治療と聞くと、一般的には悪い見た目の歯並びをきれいに治す治療を想像するかもしれませんが、それだけではありません。ただ単に見栄えを良くするだけではなく、きれいな歯並びと美しい顔貌を両立させる審美的な効果や、前歯で食べ物をしっかりとかみ切り奥歯でかみ潰すこと、歯並びと口の周りの筋肉のバランスを整えて呼吸や発音をしやすくすることなどの機能的な効果、さらに、お口の中の清掃性を良くして歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせています。

その人ひとりひとりにとって審美的、機能的に理想のかみ合わせとなるようにするためには、精密な検査と正確な診断、熟練の技術が必要です。

矯正歯科治療の流れ

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    初診相談

    歯並び、かみ合わせ、あごや口元のお悩みについてお聞きします。矯正治療に関して、わからないことや不安なことがあれば、どうぞお気軽にお尋ねください。お口の中を簡易的に診査したあと、治療方法、期間、金額などについてのおおよその説明を行います。通常30分~40分程度かかります。

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    精密検査

    適切な治療方針を立てるために、問診、一般的な歯科治療の検査、レントゲン撮影、写真撮影、歯型の採取と模型作製などを行います。必要に応じ、歯科用CTの撮影や、あごや筋肉の検査などを追加します。

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    診断・治療結果の説明

    検査から診断までは、通常3~4週間程度間隔を空けていただいております。検査の結果を詳しく分析し、治療方法、期間、金額について具体的にご説明いたします。診断を聞いて納得していただけましたら、次のステップに進んでいきます。

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    歯みがき指導・お口の中のクリーニング

    矯正装置を装着する前に、しっかりとご自身で歯みがきをする練習をしていただきます。

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    治療開始(動的治療)

    矯正装置を装着し、歯を動かしていきます。通常、通院はひと月に1回です。
    ・一般的な治療期間:動的治療約18~36カ月間、保定約24~36カ月間
    ・一般的な通院回数:20~44回

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    保定開始(静的治療)

    すべての歯を動かし終わったら装置を撤去するのですが、最初の内は歯が元の位置に戻ろうとします。そのため、保定装置(リテーナー)を使用して後戻りを防止しなければなりません。保定期間中は、かみ合わせの確認、保定装置の調整のほか、むし歯や歯周病のチェック、お口の中のクリーニングなどを行います。保定期間の通院は3~6か月に1回です。

『不正咬合』の種類

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上の歯が前に出ている、いわゆる『出っ歯』と呼ばれる状態です。上のあごが前に出ている、または下のあごが引っ込んでいる骨格の方がなりやすいです。前歯で食べ物を噛みづらい、前歯で唇を噛んでしまう、お口を閉じづらい、顔を強打したときに前歯が先にぶつかって折れやすいといった問題があります。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突(かがくぜんとつ)

上の前歯より下の前歯が前に出ている状態で、反対咬合や受け口とも呼ばれます。骨格的に上のあごが小さい、もしくは下のあごが大きい方がなりやすいです。上下の前歯の位置や傾きによって、下あごが本来かむ位置よりも前にずらされてしまう場合も反対咬合になることがあります。うまく食べ物が噛めなかったり、滑舌が悪くなったりすることが多い歯並びです。下あごがしゃくれてしまうことが気になる方もいらっしゃいます。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

上下の前歯がかみ合っていない状態のことです。発音が悪くなったり、前歯でものをかみ切ることが難しくなったりします。舌の癖や指をしゃぶる癖が原因で起こることがあります。

叢生(そうせい)

叢生(そうせい)

歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。歯みがきのときにブラシがしっかりと届きにくいため、むし歯や歯周病の原因になります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の歯が下の歯を覆ってしまうほど深くかんでいる状態をいいます。下の歯が上の歯ぐきにかみ込んでしまい口内炎ができる、下の前歯が削れてしまう、奥歯に強い負担がかかるなどの問題があります。

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上下のあごや前歯が、ともに前に突き出ている状態をいいます。最近は、上下の唇が前に出た、いわゆる『口ゴボ』という状態を気にされて受診される方も多いです。見た目の問題だけでなく、お口が閉じづらく筋肉に余計な力が入ってしまう、口呼吸になりやすいなどの問題もあります。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合(こうさこうごう)

上下の噛み合わせが横にずれている状態をいいます。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間に隙間ができている状態です。隙間があると食べ物が詰まりやすくなり、むし歯や歯周病の原因になります。また発音が悪くなることもあります。

矯正歯科治療Q&A

矯正歯科専門の歯科医院と、普通の歯科医院の違いとは何ですか。
矯正歯科治療自体は歯科医師であれば誰でも行えますが、通常、矯正歯科を専門とする場合、大学病院や矯正歯科専門医院で一定期間の卒後研修を受けることが必要となります。そのため、矯正歯科専門の歯科医師は、その多くが、豊富な治療経験、確かな知識と技術を持ち合わせています。矯正歯科専門の歯科医師が常勤で在籍しているため、予約可能な日程が多く、また急患の対応もしやすいです(一般歯科の場合、矯正専門の歯科医師がいたとしても非常勤のことが多いです)。歯科衛生士などのスタッフも矯正歯科治療に特化しています。通常のむし歯・歯周病や入れ歯の治療などは、お近くの一般歯科医院と連携して治療を進めさせていただきます。
矯正歯科専門の歯科医院は、重症の人しか通えないのですか。
そんなことはありません。当院では、歯並びについての幅広いお悩みに対応しています。どうぞ、どなたでもお気軽にご相談ください。
痛みはありますか。
ワイヤーを用いた矯正治療の場合、装置を装着した最初の数日間は、歯が浮いたような感じ、かみしめたときの痛みや、固いものを噛んだときの痛みを感じるかもしれません。また、装置が口の中で擦れる痛みを感じたり、口内炎ができたりすることもあります。ただ、これらの痛みは数日から一週間程度で慣れていくことが多いです。装置を新たにつけたり、針金を調節したりする度に、痛みが生じては慣れて、ということを繰り返していきます。
歯を抜く必要はありますか。
矯正治療で、必ずしも歯を抜くとは限りません。検査を行って、歯を抜くことのメリットとデメリットを検討し、メリットの方が大きい場合に歯を抜くことを提案させていただきます。当院では、なるべく歯を残すことを前提に考えますが、残念ながら歯を残した場合の方が、デメリットが大きいこともあります。その場合は、丁寧に説明をして、納得していただいた上で治療を進めていきます。
矯正治療中に特に気をつけなければいけないことはありますか。
最初の内は装置に慣れていないため、不便を感じるかもしれません。しかし、慣れてしまえば、特に日常生活送る上で制限はありません。ただし、ガムやキャラメルなど、くっつきやすく装置の周りに残りやすい食べ物は、むし歯予防の観点と、装置が取れる原因になるので、なるべく避けてください。もちろん、しっかりと歯みがきをすることも大切です。

リスクや副作用について(メリット・デメリット)

  • 少しずつあごや歯を動かすため、一般的な歯科治療と比べ治療期間は長くなることが多いです。
    ・一般的な治療期間:動的治療約18~36カ月間、保定約24~36カ月間
    ・一般的な通院回数:20~44回

  • 通常、矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。(保険適用となるケースもあります

  • お口の中に装置を装着するため痛みや違和感があります。特に、楽器を演奏される方は、慣れるまでは装置を邪魔に感じてしまうこともあります。

  • 歯並びによってはむし歯や歯周病でない歯を抜くことがあります。

  • 保定装置をしっかり使わないと、後戻りを生じる場合があります。

  • 矯正の後戻りとは別に、成長や加齢に伴い歯が少しずつ動くことがあります。(生理的な歯の移動)

  • 矯正治療期間を通じて、歯の根が短くなることがあります。(歯根吸収。通常1~2㎜程度ですが、まれにもっと短くなる場合もあります。歯周病の方は特に注意が必要です。)

  • 歯みがきがきちんとできないと、むし歯や歯周病になってしまうことがあります。

  • でこぼこの歯並び等で歯ぐきのラインがもともと合っていないと、治療後に隣同士で歯ぐきの高さが違ってしまうことがあります。また、歯の動き方や歯みがきの程度によっては、治療前よりも歯ぐきが下がってしまう場合もあります。